いつかはやらないと?
マニュアルのWeb化

2023.5.10

シリーズ第2回では、マニュアルWeb化のメリットについてご説明しました。
シリーズ第3回では、マニュアルWeb化の進め方について2回に分けてご紹介させていただきます。

マニュアルWeb化の進め方 PART1

当社では、お客様のマニュアル運用状況に応じたWebマニュアルをご提案しています。今回は、その中から既存のマニュアルデータ(PDF)を活用するWebマニュアルについて、その進め方をご説明します。これまでにご紹介したメリットがすべて享受できるわけではありませんが、最初の手段としてコストと工期に優れたWebマニュアルです。もちろん、高機能なWebマニュアルについてもご紹介させていただきますが、これは次回とさせてください。今回ご紹介するWebマニュアルは、eBookマニュアルです。

eBookマニュアルとは

eBookマニュアルは、以下のようなWebマニュアルです。

eBookマニュアル
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  • 既存のPDF資産を活用するマニュアルです。
  • 単なるPDF閲覧とは異なり、見た目も程よいWebマニュアルです。
  • 特別なリーダーを使用しないで、通常ブラウザで閲覧することができます。

ご用意いただくものは、「既存マニュアルのPDF」「Webサーバー」だけです。

公開までの流れ

eBookマニュアルは、すでに作成されているPDF紙面をそのまま使用します。新たな目次や検索方法の検討、情報の分割などを行わないため、手早くWebマニュアルを実現することができます。

  1. 既存マニュアルのPDFを用意

    既存マニュアルのPDFを用意

    ご用意いただくPDFは、ページ数に制限がありません。ただし、データ量や通信状況によって、閲覧の快適さには幾らかの差が生じます。

  2. eBookに変換

    eBookに変換

    eBookへの変換は、変換ツールを開発するか、もしくはインターネット上のサービスを利用します。しかし、変換ツールの開発は敷居が高く、またインターネット上のサービスはセキュリティ面が心配です。そのような場合には、一度当社にご相談ください。

  3. Webサーバーへアップロード

    Webサーバーへアップロード

    お客様が利用されているサーバーへeBookデータをアップロードすれば、既存マニュアルのWebマニュアル化は完了です。自社サーバーへのアップロードが諸々の事情で困難な場合は、当社のWebサーバーでeBookマニュアルを体感していただくことも可能です。
    (当社へ制作をご依頼いただいたお客様には、当社Webサーバーの1年間無償ご利用サービスをご提供しています)

マニュアルのWeb化を成功させるために

eBookデータのアップロード後には、Webマニュアルの告知が大切です。ユーザーがWebマニュアルまで辿り着きやすいよう、紙媒体にQRコードを配置するなど、eBookの存在をユーザーへ伝えてください。

一定期間ごとにGoogle Analyticsを利用して、閲覧動向や閲覧ページなどを確認します。その結果を精査し、Webマニュアルの改善や、認知度の向上などに役立てます。Webマニュアルの仕様を高機能化(eBookからHTML化)するのではなく、現状の効果を鑑みながら仕様はそのままとし、公開するマニュアル本数を増やす方が効果的な場合もあります。

単純なPDF閲覧について

Webで閲覧できるマニュアルはすべて「Webマニュアル」だと言えるかもしれません。その意味において、マニュアルのPDFがWebで閲覧できれば、これもマニュアルのWeb化と言えます。これなら、自社のホームページにPDFへのリンクを貼ればWeb化完了となります。先に紹介したeBookマニュアルが、最初の一手としてはベストかと当社では考えていますが、ご要望があれば単純なPDF閲覧についてもサポートさせていただきます。

以上、今回はeBookマニュアル化の進め方をご説明しました。次回は、少しステップアップした「マニュアルWeb化の進め方 PART2」をご紹介したいと思います。